初級者向けラリーカーの作り方(足回り編)【ラリー入門】

前回、「初級者向けラリーカーの作り方(室内編)【ラリー入門】」として、初級者がラリーに出場するために必要となる「ラリーカー」の作り方を解説してきましたが、今回は前回の(室内編)に続いて(足回り編)として、続けて「初級者向けラリーカーの作り方」を解説したいと思います。

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目次

  • サスペンション
  • タイヤとホイール
  • アンダーガード
  • マッドフラップ(泥除け)
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サスペンション

足回りでまず一番に強化をしたいのは「サスペンション」です。サスペンションは、車の走りを支えるためタイヤとボディの間に組み付けられる事で、タイヤをしっかりと路面に接地させるともに、路面から受ける衝撃を吸収するという重要な役割を担います。

サスペンションの構造は、大きなコイル状の「スプリング」と「ダンパー」と呼ばれるピストン式の減衰器から成り、路面からの衝撃を吸収すると共に上下の揺れを瞬時に減衰させる働きがあります。

グラベル(非舗装路)ではボディが激しく揺すられるため、一般用のダンパーで走っているとすぐに内部の油が抜けて走れなくなってしまいます。そのため、初級者向けラリーに出場する場合には、是非ラリー用に強化されたダンパーを装備してください。

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タイヤとホイール

初級者レベルのラリーでは、タイヤとホイールはノーマルのままでも十分対応することができます。ただ、予算に余裕があれば、ラリーカーのイメージをぐっと引き立てるためにも、ラリー用のタイヤとホイールに替えておいて欲しいところです。

タイヤサイズはノーマルサイズを基準に、「タイヤ協会規格」に準じるものを装着しなければなりません。タイヤの種類にもターマック用とグラベル用がありますが、ほとんどのラリーでは両方の路面を走ることになりますので、ラリー用の硬質路面向きタイヤを装着しておけば問題ないでしょう。

また、グラベルを走行する割合の多いラリーでは、もしものためにタイヤチューブの装着がオススメです。

ラリー専用ホイールは、ノーマルのホイールと比べるとリムが大幅に強化されており、激しい走行でホイールが変形したり破損する事を防ぐ効果があります。加えて、ラリー専用デザインとなりますので、ラリーカーらしさをぐっと高めることもできます。

アンダーガード

「アンダーガード」は、ラリー競技中の路面からの飛来物(石や泥、砂など)から、ラリーカー下側の重要なパーツを守るために装備するパーツです。

アンダーガードにはその保護するパーツによって、「パイプガード(ブレーキホースを保護する)」、「フロアガード(フロア全体を保護する)」、「オイルパンガード」、「タンクガード」、「デフガード」などがあります。

このうち初級者がまず装備しておきたいのは、「オイルパンガード」と「タンクガード」です。その他のアンダーガードに関しては、中級以上にレベルアップしてからで構いません。

材質にはジェラルミンやアルミが使われますが、全日本クラスのラリーとなるとより高価なカーボンファイバー製のものが使われます。

マッドフラップ(泥除け)

マッドフラップはタイヤハウスの後ろに装着する事で、小石や砂利の飛散からラリーカーのボディを守るためのアイテムです。

材質は丈夫なゴムやウレタンでできています。トラックのタイヤ後部に取り付けられている泥除けと基本的には同じものです。このアイテムも装着する事でラリーカーらしさをぐっと引き立てる効果があります。

中級者向けラリーカーの作り方(前編)【モータースポーツ】」に続く

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)