ラリー車両のクラス分けと、初心者に最適なクラス【ラリー入門】


ラリーカーはその排気量によって、大きく「JN1」「JN2」「JN3」「JN4」「JN5」「JN6」の6つのクラスに分類されます。

「JN1」には排気量1400ccまでの車が使われ、「JN2」は1400cc-1600ccまで、「JN3」では1400cc-1500cc、「JN4」では1600cc-2000cc、「JN5」では1500cc-3000cc、「JN6」では3000cc以上のラリーカーが使われます。

また、過給機付きエンジンについても細かい規定があり、一般的なレシプロエンジンの場合は、「排気量×1.7」、ロータリーエンジンの場合は「排気量×1.0」として排気量が計算されます。つまりターボで過給された軽自動車の場合は「660cc×1.7」で1122ccとなるため、ラリーカーとしては「JN1」に分類されます。

2005年までは「駆動方式」の違いによりレースが分けられていましたが、その後はこの分類が廃止され駆動方式による分類は行われていません。

一般的には、「JN1」に分類される「自然吸気エンジン(FF)」の「前輪駆動車」がラリー初心者にはオススメとなります。こういった車は価格も安く、エンジンパワーの出方もスムーズで車も安定しているため、初心者が技術を磨きながらラリーに出場するのにピッタリだからです。

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「JN1」クラスのラリーカー

「JN1」クラスはエンジンの排気量が1400cc未満のクラスです。主に使われる車両は「過給機付きの軽自動車」も含まれます。軽自動車は、エンジンパワーが小さくても車両重量が軽くなるため、重量あたりのパワー(パワーウエイトレシオ)が大きくなり、数値以上の加速性能が期待できます。

また、軽自動車であれば税金や車両価格が安くなり、レースのコストを低く抑えられるというメリットもあります。このように軽自動車はコストメリットが大きいため、初めてラリーに参加しようと考えている初心者が、最初に所有するラリーカーとして選ばれることが多いのです。

ラリーではこの「JN1」の参加者が少なく、初心者であっても表彰台を狙いやすいというメリットがあります。

ただ、このクラスの車両は相対的にボディが小さいため万が一クラッシュした時には、大きなクラスのラリーカーに比べて安全性が低くなるというデメリットもあります。

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「JN2」「JN3」「JN4」「JN5」クラスのラリーカー

「JN2」クラスは、排気量やパワーを考えると、狭い日本のラリーコースに一番マッチした車両だといえます。販売されている対象車種も多く、ラリーに出場する台数も6つのクラスの中で最多となります。

車両本体価格や税金は「JN1」と比較すると高くなりますが、メーカーがラリー競技用に販売しているコンペティショナルモデル(競技に不要となるステレオ、エアコン、パワーウィンドウなどの快適装備が除かれているモデル)であれば、「JN1」クラスに近い価格で購入することが可能です。

参加台数が多いため初心者が表彰台を目指すのはかなり難しくなりますが、ある程度経験を積んだラリードライバーがステップアップを目指して参加するには最適なクラスと言えます。

ラリーパーツも豊富に用意されているため、予算に応じて自分好みのラリーマシンを仕上げることができます。

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「JN6」クラスのラリーカー

6つのクラスの中では最大の排気量を誇るクラスで、出場する車両には大きなパワーが与えられています。世界ラリー選手権に参加するようなモンスターマシンが日本のラリーに参加する時は、このクラスにエントリーすることになります。

大排気量エンジンにターボチャージャーなどの過給機が装備されるため、大きなパワーをしっかりと受け止めて走る事のできる4輪駆動システムが採用されます。

そのため車両価格も高価になり、ガソリンや税金、タイヤなどの消耗品にも大きなコストが掛かります。個人的に出場するのにはなかなか厳しいクラスですが、もしあなたがラリーへの情熱があって、金銭的に余裕がある人なら是非参加してもらいたいクラスです。

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akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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