ABS(アンチ・ロック・ブレーキ・システム)を使えばプロレーサー並みのブレーキ操作が可能【コラム】


衝突を未然に防ぐ装置として最近話題になっているのが「自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)」ですが、この自動ブレーキと比べても勝るとも劣らないくらい大切なブレーキ機能に「ABS(アンチ・ロック・ブレーキ・システム)」があります。

このABSは、フルブレーキングの時にドライバーがブレーキを強く踏み込んで、タイヤがロックしてしまうことを防ぐために考え出された装備です。

スポンサーリンク

目次

  • タイヤがロックする状態とは?
  • 凍結路面では簡単にタイヤがロックしてしまう
  • プロレーサーによる巧みなブレーキ操作技術
  • ABSの働き
  • 安全装備を優先して装備しよう!
スポンサーリンク

タイヤがロックする状態とは?

タイヤがロックしてしまうという状態は、普段、車の動きと路面に合わせてコロコロと転がっているタイヤが、強いブレーキを掛けることで全く転がらなくなり、路面の上をそのまま滑るようにズルズルと滑走してしまう状態のことです。

路面がドライの状態でフルブレーキングを行う場合、タイヤをロックさせるくらい強くブレーキを踏み込んだ方が制動距離は短くなります。

ただし、タイヤがロックしてしまうと、タイヤが路面の上をズルズルと滑っているだけですから、ステアリングによる操舵が全く効かなくなってしまいます。

スポンサーリンク

凍結路面では簡単にタイヤがロックしてしまう

特にタイヤがロックしやすい路面状態は、片側だけ路面が凍結しているような場合です。

凍結部分に片輪を乗り上げた状態で、ブレーキを開始するとタイヤはいとも簡単にロックしてしまいます。しかも左右でタイヤのグリップが違いますから、車はその影響を受けてスピンモードへと突入してしまうでしょう。

こうなれば、ドライバーではまたく制御しきれませんから、良くて自損事故、まんが悪ければ対向車両と正面衝突して大惨事へとつながります。

プロレーサーによる巧みなブレーキ操作技術

プロレーサーと言われる熟練のドライバーであれば、こういう場面では、タイヤがロックする寸前にブレーキを緩めたり、強く踏んだりといったことを瞬時に連続して行うことにより、短い制動距離とステアリングによる操舵力の維持を同時に実現することができます。

ただ、このレベルの技術を一般のドライバーが身につけようとすれば、膨大な練習量とクローズされたサーキットのような練習環境が必要となりますので現実的ではありません。

ABSの働き

そこで考え出されたのが「ABS(アンチ・ロック・ブレーキ・システム)」です。

ABSはプロドライバーのように、タイヤがロックする寸前でブレーキを一旦緩め、瞬時にブレーキを強めるといった作業を素早く連続して行う事ができます。雪道などの滑りやすい路面でブレーキを強く踏むと、「ゴッゴッゴッ」といった踏みごたえが伝わってくるのはこのABSが作動しているためです。

安全装備を優先して装備しよう!

こういったABSのような制御技術が実現した裏には、コンピューターによる高速処理技術とアクチュエーターの進化、センサー精度の向上などがあります。

また、近年では安全意識の高まりとともに、こういった電子デバイスのコスト低下が進み、多くの車で標準装備されるようになっています。この他に標準装備が進んだ安全装備には、「エアバッグ」や「トラクションコントロール」などがあります。

現在コストダウンが進んでいる装備に「プリクラッシュブレーキ」などを含む「先進安全技術」がありますが、次にどのオプションを付けたらいいのか迷うようなことがあれば、予算の許す範囲でこういった安全装備を優先して装備する事をオススメします。

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

最近は気温の上昇とともに体調も除々に回復!長い冬でした(2018年4月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月)