新型 スズキ ジムニー シエラ【試乗評価】抜群の悪路走破性を誇る本格的SUV [ABA-JB43W]


今回は「新型 スズキ ジムニー シエラ ベースグレード(JB43)」を試乗レポートいたします。
スズキ ジムニーシエラは、1998年に「ジムニーワイド」名で発売された1.3LのコンパクトSUVです。2000年にビッグマイナーチェンジが施され、その後の2002年より現在の「ジムニーシエラ」名で販売されています。軽自動車規格の「ジムニー(JB23)」とはプラットフォームを共有する兄弟車の関係にあります。

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外観

全長3600mmX全幅1600mmX全高1705mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2250mmとなります。

基本的なボディ構造は軽自動車のジムニーと共通ですが、ワイドフェンダーや各種ディティールにより堂々とした佇まいを見せます。

フロント

初期型のジムニーに採用されていた5つの四角を横にレイアウトした個性的グリルは廃止され、横型スリットによる没個性的なデザインに変更されています。シルバーのボディに初期型のグリルは最高に格好良かったのでちょっと残念です。

サイド

ワイドフェンダーと共にボディの下半分にはサイドパネルが装備され、男らしく力強い印象を与えています。ただ、その分ディティールが少しゴチャゴチャしてしまいました。

リア

リア周りにもサイドからワイドフェンダーが回り込み力強い印象です。ジムニーシエラはボディのワイドフェンダー化によってどっりりとした重厚感がありますが、軽自動車のジムニーがベースとなっているため、デザインのシンプルな完成度では軽ジムニーの方が優れています。

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内装

内装デザインは軽自動車のジムニーほとんど同じです。同クラスのコンパクトSUVと比べると若干見劣りしますが、質実剛健でがっしりとしたデザインです。ジムニーは本格的なSUVですのでこういったデザインは逆に好ましいです。

室内の広さも軽自動車のジムニーと基本的に同じです。Aピラーが切り立っているため圧迫感はありません。前方視界も良好で運転がしやすいです。

フロントシートも基本的に軽自動車のジムニーと共通です。必要十分なコシと硬さが確保されているため、中距離(30km)程度の移動で疲れることはありません。

ボディは3ドアのため後席への乗り降りに苦労します。リアシートは狭くシートも薄いため近距離(10km)用のシートとして割り切った使い方が必要です。

エンジンが大きくなったため、軽自動車のジムニーよりも相対的に静粛性が向上しています。といってもコンパクトカーのような静粛性は望めません。

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エンジンとミッション

1328ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、88ps/6000rpmの最高出力と、12.0kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。
車両重量は1070kgで、JC08モード燃費は、12.6km/lとなります。

軽自動車用の小さな軽量ボディに1.3Lエンジンが搭載されているため、街中でパワー不足になることはありません。軽くアクセルを煽るだけで簡単に加速していきます。特にオフロードでは抜群の走破性を誇ります。

組み合わされる4速ATは設計思想は古いものの、必要な仕事をしっかりとこなす信頼性の高いトランスミッションです。1.3L自然吸気エンジンのたっぷりとしたトルクを生かして力強い加速をサポートします。

足回りとハンドリング

前後輪ともに3リンクリジッドアクスル式サスペンションが装備されます。

ラダーフレームを持つ本格的なSUVのため、荒れた路面ではガツガツと不快な衝撃を車内に伝えます。

車高が高いためコーナーの続くワインディングではロールの収束が遅く車体の安定感も低いです。ただ、軽自動車のジムニーよりは車幅が広げられているため、相対的にコーナーの安定性は高まっています。

高いオフロード走破性の代償として、オンロード性能はそこそこで高速走行での安定感も今ひとつです。乗り心地も悪いので長距離ドライブには向きません。しかし、オンロード性能に振ったカジュアルなクロスオーバーSUVが大半を占める中、オフロード性能に特化したジムニーシエラは唯一無二の高い商品性も持っています。

評価のまとめ

頑丈なラダーフレームを持つ本格的SUVのため、豪雪地帯にお住まいの方や趣味で本格的にオフロードを走る人にはピッタリな一台です。そのため快適性は劣りますがどんな路面でも安心して走れる心強さがあります。

ただ乗り心地が悪く室内の静粛性もいまいちですので、このコンパクトなボディデザインが気に入っておしゃれに乗ろうと考えている人にはオススメできません。

ライトなSUV感覚のおしゃれなSUVなら、「SX4 Sクロス」をベースにした「新型エスクード」をオススメします。

価格

価格 | 1,779,840円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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