新型 ルノー カングー【試乗評価】おしゃれなのに実用的 [ABA-KWK4M]


今回は「新型 ルノー カングー ゼン」を試乗レポートいたします。
このルノーカングーは、2007年のモデルチェンジで2代目となりました。日本市場では2009年より販売されており、2013年にはフェイスリフトを中心に、マイナーチェンジが行われました。

ルノーカングー側面画像

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外観

全長4280mmX全幅1830mmX全高1810mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2700mmとなります。

マイナーチェンジにより、最新のルノーのデザイントレンドに沿った、新しいフロントフェイスに変更されています。カングーのボディスタイルとの相性は抜群で、違和感はありません。
これにより、適度な新しさを与える事に成功しており、モデルライフの長いカングーの商品力がアップしています。

ルノーカングー前面画像

サイドビューは角の丸いスクウェアな形状で、実用性の高さと穏やかなキャラクターが両立しています。動物で例えるなら「かば」のようなイメージです。

リアビューは、スクウェアなボディ形状と、最小限の面積に抑えられた細めのコンビランプにより、まさに商用車といった雰囲気です。
しかし、少しも貧乏臭いとか味気ないといった印象はなく、おしゃれでかっこいい雰囲気を纏っているのは、流石というしかありません。

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内装

ルノーカングー内装画像

マイナーチェンジにより、ステアリングには新しいデザインが与えられています。またこの「ゼン」のステアリングは本革巻きとなります。
質感はクラス標準的なものですが、フランス車らしい、プラスチックの素材感をそのまま生かしたおしゃれな内装です。

ルノーカングーステアリング画像

3トーンのファブリックシートにより、シート表皮のデザインが変更されていますが、乗り心地などの基本構造は前期型のまま変わりません。
前席シートは、適度なサイドサポートがあり、しっかりと身体を支えてくれる形状です。クッションの厚みもたっぷりとしていて、長時間のドライブでも身体が痛くなることはありません。

ルノーカングー後席シート画像

後席シートの座面には僅かに傾斜が付けられており、長時間乗っていても違和感はありません。前席と同じく、しっかりとしたコシとたっぷりとした厚みのある快適なシートです。

商用車としても使われる事の多いカングーですが、リアハッチに大きな観音開き式のドアが装備されています。2段階のストッパーにより、使い勝手の良い位置でドアを固定する事が出来ます。これにより様々な状況に対応した荷物の出し入れが可能になります。

トランクスペースの前後長は60センチほどですが、全高が高いため使い勝手は十分です。また、後席を折り畳むことで前後長を3倍程度に増やすことも可能です。

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エンジンとミッション

1600cc直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、105ps/5750rpmの最高出力と、15.1kgf・m/3750rpmの最大トルクを発揮します。

見た目に威圧感がないので、それほど大きく感じませんが、実際はLクラスミニバンに迫るほどの大きなボディを持っています。
ただ、車の構造がシンプルなため、車重は1460kgとLクラスミニバンよりかなり軽量です。

最近の欧州のトレンドから言えば、この位の車重があれば、ダウンサイジングターボを使って、しっかりと低速トルクを与えたいところです。
しかし、このルノーカングーのエンジンは、高回転ぎみの1.6L自然吸気エンジンです。

高速走行をしようとすれば物足りませんが、普段の日常使いであれば力不足はありません。カングーらしい穏やかな動力性能といえます。

組合わされる4速ATは、昔ながらの段差のはっきりした変速制御を行います。CVTのようなメリハリの無い、いつの間にかスピードが出ている制御が苦手な人には、こちらの方がオススメです。ギアの段差をポンポンとアップしながら加速する、気持ちの良い変速フィールが味わえます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン式サスペンション、後輪にはトレーリングアーム式サスペンションが装備されます。

背の高いハイトボディですが、エンジンのパワーが穏やかなため、それほど足回りを固める必要はありません。
結果的に、ロールを許しながらも、長いサスストロークをたっぷり使って旋回する、穏やかで気持ちの良いステアリングフィールを持っています。
また、意図的に早いスピードでステアリングを操作しても、サスが腰砕けになるような事はありません。

低速では路面の段差を感じますが、サスとシートのチューニングが素晴らしく、不快な衝撃が車内に進入してくる事はありません。
また段差を超えながらも、ボディはいつまでもフラットな姿勢を保ち続けます。フランス車らしい「癒し系」の乗り心地です。

評価のまとめ

おしゃれなパン屋さんとか、花屋さんにガシガシと仕事に使って欲しい車です。

しかし実際は、ちょっとおしゃれな人達が普段使いにする車として買われる場合が多いでしょう。
大きく合理的な室内空間と、極上の乗り心地、素直で穏やかなドライブフィールを生かして、おしゃれなファミリーカーとして使うのにもピッタリな一台です。

価格

価格 | 2,415,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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