新型メルセデスベンツ CLAクラス CLA180【試乗評価】押し出し感の強い個性的なルックス [DBA-117342]


メルセデスベンツCLA180前面画像

今回は「新型メルセデスベンツ CLAクラス CLA180」を試乗レポート。
2013年に発売されたブランニューモデルで、この4ドアクーペ(ハードトップ・セダン)の他に、シューティングブレイクと呼ばれる5ドア・ステーションワゴンもラインナップされます。

ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)には「MFAプラットフォーム」が使われるため、同じプラットフォームを使う「Aクラス」とは兄弟車の関係にあります。

2016年にマイナーチェンジが行われ、内外装のデザイン変更が行われています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をサクッと読んで下さい。

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外観

全長4640mmX全幅1780mmX全高1430mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2700mmとなります。

フロント

フロント周りはいかにもメルセデスといった趣の、Aクラスに近いイメージが与えられています。しかし、近づいてよく見ると、そのディティールは微妙にことなります。大人しい印象のAクラスに対してこのCLAは、ノーズ先端が垂直に切り落とされ力強くちょっとだけアグレッシブな印象です。

サイド

FF車らしいロングホイールベースとビッグキャビンを活かした伸びやかなサイドビュー。薄いキャビンと尻下がりのリアエンドが、エレガントなクーペルックを構成しています。

サイドのキャラクターラインは、Aクラスのモチーフを活かしながらも、ボディスタイルの違いによって微妙にラインが異なります。2つの線が交差するポイントが後ろに大きく移動して、CLAの優雅な雰囲気をさらに際立たせています。

リア

キビキビとしたハッチバックスタイルのAクラスに対して、このCLA180は、リアエンドが尻下がりとなる「日産レパードJフェリー」のような優雅で上品なスタイルです。そこに岡本太郎が描く炎のような形をしたリアコンビランプがはめ込まれ、独特の迫力を醸し出しています。

あらためて斜め後ろから眺めると、ルーフ、ショルダーライン、キャラクターラインのそれぞれが、このリアコンビランプへと収束しているのが分かります。

メルセデスベンツCLA180後部画像
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内装

Aクラスとほぼ同じ内装デザインが踏襲されています。質感もAクラスに準ずるもので、クラス標準レベルを十分クリアしています。

ただ、最近急激に内装デザインのクオリティを上げてきた、ゴルフやアウディA3と比べると若干見劣りします。まあ、あまり質感を上げすぎるとCクラスとの差別化が難しくなりますから、そこは難しいところです。

初めてエアコンルーバーの「X」印を見た時は、「ちょっとうるさいデザインだなあ」と感じましたが、見慣れてくるとモダンでアバンギャルド、アクのあるカッコいいデザインに見えます。

シート

前席には、がっしりとしたフレームに上質なクッションが詰め込まれた快適なシートが装備されます。タッチが柔らかく、体重を掛けるとちょっと沈み込んだところでしっかりと身体を支えてくれます。体圧が適切に分散されるため、腰が痛くなることもありません。

後席にも、前席に準ずる快適なシートが用意されます。しっかりとしたサイズの座面とシートバックが装備され、成人男性二人がしっかりと座ることができます。やや頭上に窮屈感がありますが、頭がルーフにつくことはありません。

静粛性

コンパクトカーとしては十分な静粛性能を持ちます。ただし、プレミアムセダンと考えた場合はロードノイズと風切音が大きくちょっと物足りません。

荷室

CLA180は、Aクラスに対して大きく後方にボディがストレッチされているため、荷室スペースにはたっぷりとした容量が確保されています。

家族4人で2泊3日旅行くらいなら十分にこなすことができます。また、後席のシートバックを7:3で倒すことで、さらに広大な荷室スペースを作り出すことができます。

メルセデスベンツCLA180内装画像
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エンジンとミッション

1.6L直列4気筒DOHCエンジンに、7速DCTが組み合わされます。
エンジンは、122ps/5000rpmの最高出力と、20.4kgf・m/1250-4000rpmの最大トルクを発揮。
JC08モード燃費は、17.4km/l。車両重量1470kg。

エンジン

やや出足にもっさりとした印象があるものの、低速からフラットなトルクが発生しており日常領域では十分なパワーがあります。

選んだモードに合わせて、エンジン、トランスミッション、ステアリング、サスペンションの特性が変化する、「ダイナミックセレクト」が装備されます。

「Sport」モードでは、1470kgの車重を物ともせず力強い加速を得ることができますが、「Eco」モードでは燃費を重視したセッティングとなるため、ちょっと物足りません。力強く走りたい人には「Sport」モードがオススメです。

プレミアムコンパクトカーとしては、ややエンジン音に上質さが足りません。まあ、1.6Lのダウンサイジングターボですから、このあたりは致し方ありませんが。

トランスミッション

デュアルクラッチ・トランスミッションを搭載した「7G-DCT」を装備。

DCTといえば、そのダイレクト感あふれる変速フィールが最大の魅力ですが、反面、低速域でギクシャクしやすいというネガもあります。

CLAに搭載されるDCTは、そのギクシャク感を嫌って低速域ではクラッチを滑らせ気味に制御しています。そのおかげでギクシャク感の無いスムーズな変速フィールを実現していますが、DCTの大きな魅力であるダイレクト感を失ってしまいました。

ここまでするなら、始めからトルコン式の6速ATを使ったほうが簡単だと思いますが。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪には4リンク式サスペンションが装備されます。

乗り心地

しゃきっとした硬めの乗り味で、安定感は高いのですが、ランフラットタイヤと相まって少々ゴツゴツします。

また荒れた路面ではバタバタと乱れますが、きれいな路面では吸い付くようにフラットな乗り心地に変化します。

ハンドリング

この引き締まった足回りにより、ドライバーの意図を忠実にトレースする古いFF車のようなステアリング特性を持ちます。
しっとりした重めのハンドリングフィールで、低級な微振動もありません。

試乗評価のまとめ

Aクラスに比べて、後部の車重が上がっていますが、普通に乗る分には大した違いはありません。Cクラスには及びませんが、価格なりの質感を備えている点もAクラスと同じです。

Aクラスに対しては、大きな荷室とセダンボディがアドバンテージになります。安くて押し出し感のあるメルセデスベンツが欲しいという人にオススメできる一台です。
車に詳しくない人からすれば、CLAとCクラスは同じ車に見えると思います。

ただ、伝統的なメルセデスベンツの乗り味を味わいたいのなら、ちょっと無理をしてもFRのCクラスを買った方が後悔はありません。

中古車市場では

「メルセデスベンツ CLA180 レーダーセーフティパッケージ」なら、2017年式の新古車が340万円前後。2013年式の初期モデルなら250万円前後となります(2017年10月現在)。

価格

価格 | 3,510,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

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