スバル レガシィ ツーリングワゴン(BR)【試乗評価】熟成された大人のステーションワゴン [DBA-BRM]


今回は「スバル レガシィ ツーリングワゴン B-SPORT EyeSight G Package(BR)」を試乗レポートいたします。
このレガシィツーリングワゴンは、5代目のモデルとなります。
2009年に登場し、2014年まで販売されていました。
このモデルは国内の売り上げは今ひとつでしたが、主要なアメリカ市場で大ヒットとなり、スバルの苦しい懐を大いに潤す結果となりました。

現在は後継車の6代目レガシィアB4と、レガシィアウトバックが販売されていますが、このツーリングワゴンは整理され廃止されています。
そのため実質的な後継車には、ツーリングワゴンボディの新レヴォーグに受け継がれています。

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外観

全長4790mmX全幅1780mmX全高1535mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2750mmとなります。

このモデルから、レガシィツーリンワゴンの特徴だったブラックアウト化されたDピラーと、サッシュレスドアが廃止されています。
ドアアウターハンドルも、フラップタイプからバータイプに変更されました。

またこのB-SPORTには、ガンメタの専用アルミホイールが装備されています。

機能性重視で立ち気味にレイアウトされたAピラーと、大きく膨らんだボディにより鈍重な印象の外観です。さらにフロントオーバーハングの長さと相まって、スピード感の無いもっさりしたスタイリングです。
また、ミニバンの様な高さのあるドアミラーが装備され、後方視界の確保がしやすくなっています。しかし、これも外観の無粋な印象を強める原因の一つになっています。

これらのもっさりしたデザイン処理は、アメリカで売れ筋のアウトバックがベースになっているのが原因でしょう。アメリカ市場は、このレガシィの主要マーケットですので仕方ありません。
6代目レガシィで、国内専用のレヴォーグとアウトバックを分けたのは賢明な判断だといえます。

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内装

質実剛健で合理的な使いやすいインテリアです。インパネがソフトパッドでないとよく批判されていましたが、鈍感な僕には違いがよく分かりません。
大きくなったボディとホイールベースにより、広くて快適な室内を手に入れています。

目線の高さやピラーの位置、操作系やメーターのレイアウトがよく考えられており、これなら使い勝手もよく疲労感も少ないでしょう。

電動式パーキングブレーキが採用され、センターコンソール周りのスペースがすっきりしています。
この電動式パーキングブレーキは、ヒルスタートアシストが装備されており、坂道の発進が苦手な人でも安心です。

たっぷりしたサイズと厚みで、しっかりと硬めのクッションが詰め込まれた、疲労感の少ないフロントシートです。適度なサイドサポートにより、快適な包まれ感のある構造です。

リアシートも、しっかりした構造と適度な硬さがあり、快適で疲れないシートです。国産の同クラスの中では、最上級の出来だといえます。
また、大きなボディとロングホイールベースにより、後席の足下は広々としており快適です。これなら、長距離の移動も問題ありません。

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エンジンとミッション

2.5L直列4気筒DOHCエンジンと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、173ps/5600rpmの最高出力と、24kgm/4100rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、14.4km/lとなります。

総重量1530kgのボディを、静かでトルクフルなエンジンがしっかりと加速させて行きます。
CVTの制御も大分こなれて来ており、日常域でたんたんと走っている分には、CVT独特の妙なクセは感じられません。
レガシィのターボ車に見られる、アクセルワークに対するトルクの遅れのようなクセもありません。

ただこの「Iモード」は、少々低速の出だしでもっさりとした感じがあります。
そういった場合は、少しアクセルの踏み込みを穏やかにしてやれば、少し遅れてたっぷりとした低速トルクが立ち上がってきます。
「Iモード」は燃費重視のプログラムですから、急激なアクセル操作と相性が悪いのです。
それでもパワー不足を感じるようであれば、手元のSIドライブでエンジン特性を3段階に変えられますので、よりパワフルな「Sモード」や「S#モード」を試してください。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

適度な重さのステアリングで、リニアで自然なハンドリングです。
しかしハンドリングセンターに、ハンドル操作によりタイヤの向きは変わり始めているのに、その感触が伝わって来ない領域があり少し不快です。
どんな車にもハンドルが効き始めるまでには、すこし遊びのような領域があるのですが、その場合はタイヤは向きを変えないので不快感はありません。

スバル独自の低重心と左右対称レイアウトにより、安定しながらも路面に吸い付くような身のこなしです。

少し固めの足回りながら、しなやかさで引き締まった足回りです。コーナリング、直進性ともに安定しています。
しなやかなサスとロングホイールベースにより、路面の段差やうねりを上手にいなし、フラットライドで快適な乗り心地です。
初期型で気になった妙な揺さぶられ感や、コーナリングでのつま先立った感じも減少しています。

足回りのバランスでいえば、より上級のスポーツグレードより、このB-SPORTの方がしなやかで好印象です。

評価のまとめ

アメリカ市場に合わせたボディデザインと、前期型のコストカットされた内容、電動パワステやCVTの熟成不足などにより、国内市場では不人気となったBR系レガシィですが、後期型ではしっかりとそのネガも潰され熟成が進んでいます。

不人気車ゆえに、中古車などで年式の新しい程度の良い個体があれば、結構お得な値段で買う事ができます。
メタボ気味のボディも、外装色を濃いめの色にすればぎゅっと引き締まって見え、重量感のある上質な大人のワゴンとしてオススメできる一台です。

価格

価格 | 2,860,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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