新型スズキ スペーシア【試乗評価】やさしい穏やかなキャラクター [DAA-MK42S]

今回は「新型スズキ スペーシア X(デュアルカメラブレーキサポート装着車)」を試乗レポートします。
先代のパレットから名称を変更して、新しいモデルとして生まれ変わっています。

名称が変更された理由は、ボディのスペース効率が高まり、車のキャラクターが大きく変わったからです。ジャンルとしては、今流行のスーパーハイト系ワゴンになります。

カスタム系ボディとターボモデルについては、「新型スズキ スペーシア カスタム」のページをご覧ください。

スズキスペーシア前面画像

スポンサーリンク

外観

スーパーハイト系ワゴンのなかでは、やさしい穏やかな表情です。
ピラーがブラックアウトされ、ルーフが浮いているように見える、ちょっと未来的なデザインです。
AピラーがN-BOXより傾斜している為、N-BOXのような道具感は少な目です。

リアのエル字型コンビランプは、グラスエリアにぐっと食い込んでいるような個性的な形で、スペーシアのリアデザインを特徴づけています。

全体的には端正な箱形デザインで、攻撃性のないやさしい穏やかな印象です。

スポンサーリンク

内装

軽自動車なりの質感ですが、軽自動車なので問題はありません。
清潔で、クリーンな印象のインテリアです。
背が高く、グラスエリアが広いため見晴らしが良いです。

シートの質感はクラス標準的なもので、短距離の使用であれば問題ありません。
後席は足が組めるほど広々していますが、その分リアウィンドウが近く、荷室は狭めです。

軽自動車なりの風切り音が車内に多少侵入してきますが、通常走行ではエンジンもおとなしく車内は静かです。
また、Sエネチャージを使った、アイドリングストップからの復帰は、とても静かでスムーズです。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

直列3気筒エンジンと、CVTが組み合わされます。
64ps/6000rpmの最大出力と、9.7kgm/3000rpmの最大トルクを発生します。
これに、2.2ps/1000rpmの出力と、4.1kgm/100rpmの最大トルクを持つモーターアシストが加わります。

車体が軽く、軽自動車として必要十分の動力性能があり、日常域で不足感はありません。
Sエネチャージにより、限定的なモーターアシストがあり、しっかりした過不足のない加速感です。
自然吸気エンジンの軽自動車は、どのメーカーも似たり寄ったりの動力性能ですが、Sエネチャージ搭載により、その分、スズキのエンジンは力強いです。

足回りとハンドリング

前輪マクファーソンストラット式サスペンション、後輪I.T.L.式サスペンションを装備しています。
前輪はスタビライザーで強化されています。

ごくふつうのハンドリングで、とくに気になるところはありません。
コーナリング中も安定しています。

車重が軽いこともあり、軽快な乗り心地です。
少し固めの足回りですが、日常的な使用であれば問題ありません。
ハーシュネス性能が低く、路面の凸凹をガンガン拾います。

ボディが軽く全高が高めなので、横風の影響を受けやすい傾向がありますが、直進安定性自体は高いです。

評価のまとめ

最近のスズキの軽自動車は、Sエネチャージと軽量ボディによりキャラクターがはっきりしています。
軽快な乗り味と、低燃費性能、スムーズなアイドリングストップの作動は他社にない特徴です。

また、スペーシアの外観はおだやかで女性的な雰囲気を持っており、他社ライバルとの差別化がはっきりしています。
軽のスーパーハイト系ワゴンが欲しいけど、男らしい重厚感のある外観は苦手という方には、このスペーシアがオススメです。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 3395mmX1475mmX1735mm
JC08モード燃費 | 26.8km/l
価格 | 1,458,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)