【試乗レポート】新型 マツダ アテンザ セダン 国産最高峰の内装デザイン [DBA-GJ5FP]

今回は「新型 マツダ アテンザ セダン 25S L Package」を試乗レポートします。
今回のモデルチェンジで3代目にバトンタッチされました。試乗車は2015年マイナーチェンジ後のモデルです。
ディーゼルエンジンのレポートをご覧になりたい方は、前回の「新型マツダ アテンザ ワゴン」の試乗レポートをどうぞ。

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外観

上質感のあるあでやかなスタイリングです。ワゴンとの違いは後部ラゲッジ部分だけです。リアコンビランプも共通デザインです。
ワゴンボディではリアに行く程ゆったりとルーフエンドが下がっており、後端の小さなリアウィンドウで小気味良くフィニッシュしています。これは、長いサイドウィンドウと相まってとてもスポーティで優雅な印象のスタイリングでした。しかし、これがセダンになるとまるっきり無くなってしまうのでちょっと物足りません。

マイナーチェンジでフロント周りのメッキパーツが増えおり、高級で上質感のあるフロントフェイスです。
ヘッドライト内のリフレクターもデザインが変更されています。このヘッドライトはデザインだけではなく機能的にも進化しています。
その内容は「アダプティブLEDヘッドライト」と呼ばれるシステムで、対向車のヘッドライトを感知するとヘッドライト内の複数個装備されているLEDが、対向車ドライバーの視覚に入る部分だけ消灯され、眩しさによる眩惑を軽減するというものです。欧州高級車についで日本車に搭載されるのは初めての装備です。

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内装

マイナーチェンジで内装デザインと質感が向上してゆったりくつろげる空間になっています。本革仕様のホワイトとブラックのコンビネーションを選べば、車内がより上質でおしゃれな雰囲気になります。このコンビの内装は国産トップクラスのかっこよさです。また新たにダッシュボード上に「マツダコネクト」が搭載され利便性も向上しています。
フロントシートはサイズも十分でストロークもたっぷりしており、適度な硬さとコシがあり快適です。これなら長距離運転も苦になりません。

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エンジンとミッション

2.5Lガソリンエンジンと6ATが組み合わされています。3250回転で25.5kgf・mのトルクを発生します。ダウンサイジングターボや、ディーゼルエンジンと比べると平凡な数値ですが、普段使いで動力性能が不足することはありません。
ディーゼルエンジンと比べれば、トルクの上がり方が自然でスムーズです。音質が違うこともあって、軽やかな印象のエンジンサウンドです。
特に、どこまでもなめらかに回転が伸びて行く感じは、ディーゼルには無いガソリンエンジン特有のものです。

足回りとハンドリング

ディーゼルエンジン比でフロントが60kg軽量ですので、ハンドリングに軽快感があります。
ある程度自然なロールを許容することで、ナチュラルなグリップ感とリニアな旋回性能を得ています。ロードインフォメーションも豊富で運転がしやすいです。
マイナーチェンジでブッシュ類の設計が見直されており、乗り心地の角がとれマイルドかつスムーズな印象です。硬すぎず柔らかすぎない快適な乗り心地です。

評価のまとめ

ワゴンボディと比べるとそのスタイリングは控えめに見えますが、実際に見れば十分な存在感を持っています。
ガソリンエンジンは、ディーゼルエンジンやダウンサイジングターボと比べると際立った特性はありません。しかしその分ナチュラルな走行フィールが長所となります。
ディーゼルの音が静かになったとはいえ、音質自体はガソリンエンジンとは違うものです。ディーゼルの音が苦手な人や、ガソリンエンジンの自然なフィールが好きな人にはこの「25S」をおすすめします。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4865mmX1840mmX1450mm
JC08モード燃費 | 16.0km/l
価格 | 3,330,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)