【コラム】トルクの大きなエンジンは乗りやすい


VWポロ前面画像
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トルクとは

トルクは「クランクシャフトから直角に1m棒を伸ばして、そこに何キロの重りを付けて回転させる事ができるか」という回転力のことです。
簡単に言えば、エンジンが回ろうとする「ねばる力」とも言い換えられます。

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トルクのあるエンジンは走りやすい

このトルクのあるエンジンを積んでいると、車はとても運転しやすくなります。
常用する中低速で最大トルクを発生するエンジンだと、あらゆる速度域からぐっとアクセルを踏んでやるだけで、力強く加速することが可能になります。

太いトルクを得ようとすると、大きな排気量のエンジンを積むのが手っ取り早い方法です。
高級車がなるべく大きなエンジンを積もうとするのは、このためです。
またターボで加給するという方法もあります。これは排気量を大きくするのと同じ効果が得られます。

その他には、小さいエンジンの小型車でトルクを稼ごうと思えば、高回転時の最大馬力を捨てて、低回転型のエンジンにするという割り切りが必要です。
実際に、日常域でめったに使わないような高回転時の馬力よりも、低回転時のトルクが大きい方がきびきびと走り、運転しやすくなります。

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トルクカーブを見ればエンジンの特性が分かる

最近はあまり見掛けなくなりましたが、カタログにトルク曲線といわれるグラフが掲載されている事があります。
これを見るとその車のトルク特性が手に取る様に分かります。

例えばゆっくりなだらかな山が上がってきて、3000回転くらいでピークになるエンジンが日常域で使いやすいエンジンです。
これは全域で豊かなトルクを持っていて、常用域の3000回転で最大トルクを発生しているということだからです。
逆に、急激に曲線が上がってきて、4000回転以上でピークアウトする場合は、非常に乗りにくい扱いづらいエンジンだという事になります。
高回転時の一瞬にトルクが最大になるだけで、あとはスカスカの使いにくいトルク特性という事だからです。

日本車を見てみると、この4000回転以上で最大トルクとなる車が多いです。
この事は技術者もよく分かっているのですが、カタログを飾る馬力やトルクが大きい方が車がよく売れると思っているのでしょう。
馬力というのはトルク×回転×定数ですので、回転を上げてやればやるほど大きくなります。
そこで日本車のように低速トルクを捨てて高回転型にしてやれば、簡単にカタログ上の馬力を上げる事ができるというカラクリです。

ちなみにフォルクスワーゲンのポロは、ダウンサイジングターボですが、1400回転から3500回転で16.3kgの最大トルクを発生する設定になっています。この数値を見るだけでとても乗りやすそうですね。
しかし日本車の中でもマツダのデミオXDはディーゼルエンジンということもあって、1500回転から2500回転で25.5kgを発生するというポロを超えるトルク特性を持っています。
またハイブリッドなので単純には比較できませんが、トヨタのアクアも豊かな低速トルクを持っています。

トルクのあるエンジンはATとの相性が良い

今発売されている日本車は、ほとんどがAT(オートマチックトランスミッション)です。
このATの車は、トルクの太いエンジンととても相性が良いです。
中低速の豊かなトルクを上手く使えば、スムーズな加速や高燃費を実現するのも簡単です。

さきほど紹介したトルクの大きい車に乗る事があれば、ぜひこのトルクの太さと運転のしやすさを体験してください。
きっと、次は低速トルクのある車が欲しくなると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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