【試乗レポート】ホンダ N-BOX G 独特のクラスレス感が魅力 [DBA-JF1]


ホンダN-BOXフロント画像

ホンダには当時、軽自動車市場で売れ筋となっているスーパーハイト系ワゴンが無く、営業サイドからの要求もあって、急遽企画開発されることになったのがこの「N-BOX」です。
今回はこの「ホンダ N-BOX G」を試乗レポートします。

それまでのホンダの軽自動車は、グループ企業の八千代工業に生産委託されていましたが、この「Nシリーズ」から、ホンダの鈴鹿製作所での生産となっています。
その主な理由はコスト低減と、品質の向上です。

今までのホンダの車作りとは違い、企画設計から鈴鹿製作所内に設計チームを置いて開発されています。
シャーシーとエンジンをセットで考える新しい取り組みです。
今度、新しく就任した八郷社長は、今後この取り組みを全社に広げていくと語っています。

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外観

全高1700mmを超えるスーパーハイト系ワゴンです。
軽自動車の規格で決まっている全長と全幅をぎりぎりまで使いながら、全高を極限まで上げていますので、妙に縦長な印象です。
それもそのはずで、N-BOXはこのスーパーハイト系ワゴンのなかでも1番の全高を誇ります。
また全高だけではなく、ボンネットの厚みもクラスナンバー1です。
これには理由があって、決められたサイズの中で室内長を最大限まで長くするため、補機類を上に移動してエンジンルームの全長を切り詰め、その分が縦方向の高さとなっているためです。

しかし、それがデザインを悪くしているかといえば、そんな事はありません。
妙に背の高い独特のスタイルを生かして、力強いフェンダーやがっしりしたDピラー、四角い愛嬌のあるヘッドライト、ブラックアウトされたABCピラーなどと相まって、シンプルでがっしりした道具感の様なものが表現されています。どことなく愛嬌もあってのんびりした楽しいデザインです。
同時に、高級に魅せよとか、立派に魅せようといった余計なデザイン処理がされていませんから、「本当は大きい車に乗りたいけど、お金が無いからこれで我慢しよう」という貧乏くささがありません。ホンダお得意のクラスレスなかっこよさがあります。
カスタムという強面のエアロバージョンもありますが、N-BOXはこちらのノーマル顔の方が似合っています。

ホンダN-BOX後部画像
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内装

軽自動車としては標準的な質感のインテリアです。メーターも大きく視認性も良好です。
フロントシートは、ストロークもまずまずで、コシもあり快適です。近距離移動でしたら問題ありません。
サイズは小さ目でフィット感はありません。軽自動車用ですから、こんなものでしょう。

セカンドシートは、固くて厚みの少ないタイプのもので、少し座っているだけで疲れてしまいます。
スライド機構は付きませんが、足下の広さはクラス最大級で、ミニバン並です。
このセカンドシートを跳ね上げて畳むと、広大な荷室として使えます。
このシートアレンジで面白いと思ったのが、「ベッドモード」と呼ばれる仕組みです。
前後のシートを倒して荷室のパネルとつなぐと、車内が大きなベッドとなり車中泊する際にはとても便利だと思います。
荷室は、フィットにも採用されている「センタータンクレイアウト」のおかげで、低いフロアを実現しています。

ホンダN-BOX内装画像
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エンジンとミッション

DOHCエンジン+CVTの組み合わせです。
アクセルレスポンスも良くスムーズなエンジンです。
しかし、軽自動車としては重いボディなので、加速感はいまひとつといったところです。
さらに加速しよとアクセルを踏み込むと、ガーガーと苦しい音を発します。
CVTは、普通のトルコン式ATと比べるとエンジンブレーキの設定が強めで、慣れるまではスムーズに走れません。
通常走行時の静粛性は高いです。

足回りとハンドリング

軽自動車としては、異例に長いホイールベースと重い車重により、厚みのあるしなやかな乗り心地を得ています。
その分軽自動車らしいきびきび感はスポイルされます。
また、縦長であるため横トレッドが相対的に狭くなり背も高いので、どうしてもロールは大きめです。
横風にも弱く、直進安定性もいまひとつです。
ただ、このロングホイールベースを生かした段差のいなし方は、軽自動車のレベルを超えています。
しっとりと優雅に、段差の衝撃を吸収します。

評価のまとめ

ライバルのスズキスペーシアに比べると、ホイールベースが長く、全高も上回っています。
これにより、N-BOXの方が大きく立派に見えます。
乗り心地や、室内空間の広さもN-BOXの方が上です。
しかし、その分スペーシアは、運動性能とキビキビした自然なハンドリングがあります。
設計が新しい事もあり、小物入れなどの細かい使い勝手もスペーシアの方が上回ります。

長所と短所のはっきり違うこの2車ですが、現在はモデルが古いにも関わらずN-BOXの方が売れているそうです。
N-BOXの独特のキャラクターが支持されているのでしょう。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 3395mmX1475mmX1780mm
JC08モード燃費 | 25.6km/l
価格 | 1,270,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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