【ニュース】BMW i8 に、ミーラーレスのコンセプトカーが登場

BMWI8ミラーレスニュース画像

ドイツの自動車メーカーが、1月5日にアメリカラスベガスで開催された「ces16」で、「ミラーレスモニター」搭載のコンセプトカー「BMW i8 ミラーレス」を発表しました。

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ミラーレスの仕組み

この「ミラーレスモニター」ですが原理はこうです。
まず、後方に設置された3台のカメラで撮影した映像をリアルタイムで、車内の大型モニターに映します。これは従来のミラーの代わり、死角のない後方視界を提供する為のものです。またサイドミラーの場所にモニターはありません。
基本的には、今すでにあるバックモニターと同じ仕組みですが、「BMW i8 ミラーレス」はこれに加え、斜め後方からの車の接近を知らせる警告灯が、サイドミラーの場所に設置されています。また後ろ向きに駐車する際には、このモニター内に自車の予想軌跡が表示され、駐車をアシストします。

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車をミラーレス化する理由

最近この「ミラーレスモニター」のニュースがよく聞かれるようになりましたね。
今年の6月には日本でも、交通法規の改訂で自動車への「ミラーレスモニター」搭載が合法化されるようです。

なぜここに来て従来型ミラーを「ミラーレスモニター」に変えようという動きが出ているのでしょうか?その理由は2つあります。
一番大きな理由は安全のためです。今までの自動車はルームミラーとサイドミラーで後方を確認しますが、この際、従来の鏡を使った後方確認の方法では、どうしても死角が出来てしまい、直接振り返って目視する作業が必要になります。

しかし、この目視の作業も完璧ではありません。実際にはCピラーという後方の柱に隠れて、見えない死角が発生します。
例えば、サイドミラーとルームミラーで確認した時にはミラーの死角にいた自動車が、直接目視しようと振り返ったとき、今度は目視のできないCピラーの死角に入ってしまうということです。これは教習所でも教わる事なのでみなさんご存知ですね。
そういうトラブルを防ごうと開発されたのが、この「ミラーレスモニター」なんです。

もう1つの理由は、法規制の緩和です。日本政府は、近頃の技術進歩によりようやく安全な「ミラーレスモニター」が実現できると判断し、法規制の緩和に動きます。
さらにメーカーからしてみれば、新しい技術が導入できることで、販売の促進が期待できるというメリットがあります。

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ミラーレス化のデメリット

ここまではメリットばかりのような「ミラーレスモニター」ですが、デメリットや欠点はないのでしょうか?
一番心配なのが、故障です。故障してしまえば、ミラーと違い周りの状況がまったく分からなくなってしまいます。
次にコストです。やはり技術がこなれて安く制作できるようになるには、相当時間がかかるのではないでしょうか?
また、これで仕事をしていたミラーメーカーはどうなるのでしょう。専属メーカーであるなら、なかなか転業は難しいと思います。
まあ、最初は高額な自動車だけに装備されるでしょうから、故障以外の心配はそういらないでしょう。
故障についても、電気的にミラーとモニターを切り替えるような素材にすれば問題ないでしょう。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)