【DIY】ブレーキの「キーキー音」は故障の前のサイン

ブレーキのトラブルにはちょっと故障かどうか分かりにくいものがあり、そのひとつがこの「キーキー」という異音の発生です。
この場合の原因はいくつかあって、そのひとつがブレーキパッドの摩耗です。

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ブレーキの仕組み

それでは対処法をご紹介する前に、まずブレーキの仕組みを簡単に説明します。
ブレーキは車のタイヤと一緒に回転しているブレーキディスクと、ボディ側で固定されているブレーキパッドで構成されています。
このブレーキパッドがブレーキディスクに押し付けられることで、制動力を発揮し車が停止するという仕組みです。

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原因はブレーキパッドの摩耗

「キーキー音」が発生する一番多い原因がこのブレーキパッドの摩耗によるものです。ブレーキパッドは制動力を発生する度に、消しゴムのように少しずつ摩耗し削れて薄くなっています。そのまま放置するとブレーキパッドがさらに削れてなくなり、ブレーキディスクディスクとブレーキパッドの土台の金属が直接接触してしまいます。こうなるとさらに重大な故障や事故につながりますので、この「キーキー音」が聞こえたらなるべく早めに修理工場に相談してください。

ほかにはごく稀に、ブレーキディスクとパッドのあたりに不具合があり、うまく設計どおりに接触していないということがあります。この場合も素人では判断できませんので、なるべく早めに整備工場に持ち込んでください。

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その他の原因

また、故障ではないのにこの異音がする場合があります。その原因はブレーキパッドの接触面の硬化や、ブレーキグリスの不足、また錆などの汚れの付着です。よく洗車などでブレーキディスクの表面がサビたり汚れたりしてこの状況になる事があります。この場合はしばらく走行して何度かブレーキを使っていると自然に収まるので心配ないです。

この原因で音が長引く場合は、やはりプロの自動車整備士に頼んで、ブレーキを分解して研磨やクリーニング、ブレーキグリスの塗布が必要になります。この作業はブレーキの分解と組み付けという、一歩間違えれば危険な事態を招く重要部品の取り扱いがありますので、個人では行わないでください。

汚れが原因の時に役立つグッズ

実はこんな時に便利なグッズがカーショップで売られています。「ブレーキクリーナー」というスプレー式のケミカル用品です。
これを使えば簡単にブレーキパッド接触面の汚れを落とし、ブレーキの当たりをスムーズにすることで「キーキー音」を抑えることができます。使い方は簡単でブレーキを分解する必要もありません。そのまま直接ブレーキパッドに噴射するだけです(詳しい使い方は必ず説明書で確認してください)。

ブレーキは車の部品のなかでも、スピードの調整と停止という最も安全に関わるパーツのひとつです。
なにかいつもと様子が違うなと感じたら、早めに修理工場に持ち込んでください。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)