【試乗レポート】ホンダ ヴェゼル HYBRID Z [DAA-RU3] クーペルックなSUV

ホンダヴェゼル前面画像

最近、急速にハイブリッドのラインナップを充実させているホンダから出た、ハイブリッド搭載のコンパクトSUVです。
ライバルはマツダCX-3や日産ジュークです。ヴェゼルはこのクラスで唯一のハイブリッドとなります。

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外観

今流行のクーペルックのSUVです。
シルバーなどメタリック系のボディカラーだと、キャラクターラインや曲面に艶やかさが出て上質に見えます。
またメタリック系カラーは、未来的なクーペルックによく似合い、街で見かけると一瞬「おっ」と目を止めてしまいます。

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内装

内装のセンスやデザインの完成度はさておき、とても上質な内装です。
本革とファブリックを組み合わせたコンビシートの「ジャズブラウン」は、落ち着いた華やかさがありかっこいいです。
座面はファブリックなので使い勝手や、メンテナンスの心配もありません。
クーペライクな外観とは裏腹に、室内は必要最低限の室内を確保していて、使い勝手は良さそうです。
さらに荷室は開口部も大きく、大きな荷物の積み降ろしも楽です。また後席を跳ね上げれば広大な荷室が出現します。
メーターはフィットと同じく未来的で楽しい演出がされています。ドライバーにエコ運転を促す「コーチング機能」と、ゲーム感覚でエコ運転を楽しめる「ゲーム機能」が面白くて気に入りました。また「スポーツモード」をオンにすると、エンジンのサウンドもスポーティに変わり、同時にメーターもレッド表示になります。

ホンダヴェゼル後部画像
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エンジンとミッション

1.5L iVTECと電気モーターを組み合わせているので、低速トルクはたっぷりとしていて、日常シーンで不足に思うことは無いでしょう。
元々燃費性能の高いiVTECと電気モーターを組み合わせているので、燃費は良いと思います(試乗のため未確認)。
法定速度内でのんびり走行している限り室内は静かです。DCTはスポーティでリズミカルに気持ちのいい加速をします。
スポーツモードにするとダイレクト感のあるDCTと、シャープで切れの良いVTECサウンドが相まって最高に気持ちいいです。

足回りとハンドリング

振幅感応ダンパーを前後に装備しておりフラットな路面では上質な載り味です。これは小さな振動はしなやかに吸収し、コーナリング時にはしっかり踏ん張るという相反する機能を両立したものです。ただ、ある程度の凹凸のある路面にいくとバタバタした感じになります。特に後部座席に振動が伝わりやすいです。フィットベースのトーションビームサスペンションが、重い車重に合わないのかもしれません。ハンドリングはリニアで正確です。

その他

SUVタイプの車は、最低地上高が普通の車より高いのでちょっとした轍や段差も平気です。またアイポイントも高く見切りがいいので運転がしやすく疲れません。ヒップポイントも高いので乗り降りがしやすいといった良さがあります。

評価のまとめ

コンパクトで取り回しの良いボディ、かっこいい未来的なクーペルック。ある程度の積載性と室内の居住性。いろいろな要求を満たしてくれる欲張りな一台です。
フィットベースとは思えない車格も備えています。ハイブリッドならではのトルク感と燃費性能も両立させています。20代くらいの若者がデートや通勤に使うにはぴったりでしょう。昔でいえばスペシャリティクーペですね。しかし、若者が買うにはちょっとお値段が高いような気がします。実はヴェゼルのガソリン車は、これより値段が安くボディも軽くて走りのバランスが良いです。若者にはこのガソリンエンジン車をおすすめします。

主要諸元

全長(前後の長さ) | 4295mm
全幅(左右の幅) | 1770mm
全高(高さ) | 1605mm
車両重量(重さ) | 1300kg
動力システム | ハイブリッド
排気量(エンジンの大きさ) | 1496cc
エネルギー源(燃料) | レギュラー
駆動方式 | FF
トランスミッション | 7DCT
最高出力 | 97kW[132PS]/6600rpm
最大トルク | 156N・m[15.9kg・m]/4600rpm
モーター最高出力 | 22kW[29.5PS] モーター最大トルク | 160N・m[16.3kg・m] 燃費 | 33.6km/l(JC08モード)
価格 | 2,580,000円 (消費税8%込)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)