【試乗レポート】トヨタ ハリアー ハイブリッド PREMIUM Advanced Package [DAA-AVU65W-ANXGB(A)] TOYOTA HARRIER

トヨタハリアー正面画像

初代はアメリカ軍の垂直離陸ジェット戦闘機「ハリアー」と同じ名前で登場し、ちょっとおしゃれで都会的なイメージが受け大ヒットしました。そのハリアーも今回で3代目のモデルチェンジとなります。

スポンサーリンク

外観

流麗さとダイナミックさが混じり合ったかっこいいデザインです。前のモデルよりコンパクトな印象です。
しかし迫力はあるのになぜか無個性で無国籍な感じがします。フロントフェイスのデザインが、最近の日本車にしてはおとなしいのが原因でしょうか。

トヨタハリアー後部画像
スポンサーリンク

内装

質感が高く豪華です。値段を知らなければレクサスだと言われても分かりません。フェイク素材の使い方が上手いです。日本車としてはたっぷりとしたサイズとコシのあるシートで、ロングドライブも心配ありません。クーペルックにしては室内が広々としていて使い勝手がよさそうです。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

前後モーターとエンジンの組み合わされたハイブリッドシステムを搭載します。怒濤のトルクで軽々と1.8トンのボディを加速させます。
しかし加速しようとアクセルを踏み込むと若干のタイムラグを感じるシーンがありました。ハイブリッドの制御の問題でしょう。プログラムのアップデートで改善されるかもしれません。その他は気になるような事はありません。普通のガソリン車から乗り換えても、すぐに馴染める自然なハイブリッドです。
ハイブリッド車は4WDのみの設定ですが、後輪を駆動するのは電気モーターです。よって室内へのプロペラシャフトの張り出しはありません。これも室内が広々している原因のひとつでしょう。

足回りとハンドリング

基本的にソフトな足回りで乗り心地はいいです。ある程度ハイペースで走っても腰砕けになるようなことはありません。
ただ段差が続くような荒れた路面では、ボディの重さと足回りのソフトさが災いして妙に小さく揺すられ続けます。
ステアリングの中立付近の感触が曖昧で、直進安定性が不足気味です。しかしスポーツカーではありませんので、日常域ではこのくらいダルな方が楽でしょう。

評価のまとめ

今やこのクラスのSUVは世界中で大人気で、色々なメーカーが様々な車種を販売しています。トヨタ自身もレクサスブランドで「NX」というSUVを出しています。各社ライバルを出し抜こうと、ありとあらゆる手で個性を打ち出そうとしています。そんな中この「ハリアー」は各社のライバル達と自社のSUVモデルの中に埋没してしまい、かつて初代が持っていたような個性を打ち出しにくくなっているのではと感じました。

主要諸元

全長(前後の長さ) | 4720mm
全幅(左右の幅) | 1835mm
全高(高さ) | 1690mm
車両重量(重さ) | 1800kg
動力システム(エンジン) | ハイブリッド
排気量(エンジンの大きさ) | 2493cc
エネルギー源(燃料) | レギュラー
駆動方式 | 4WD
トランスミッション | CVT
最高出力 | 112kW[152PS]/5700rpm
最大トルク | 206N・m[21.0kgf・m]/4000rpm-4800rpm
モーター最高出力 | 105kW[143PS] モーター最大トルク | 270N・m[27.5kgf・m] 燃費 | 21.4km/l(JC08モード)
価格 | 4,591,963円 (消費税8%込)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)